引当拠点のパターン設定 ID:56550
引き当てを行なう拠点ごとに、都道府県、店舗の条件を組み合わせたパターンを作成できます。
設定したパターンに該当する受注が取り込まれた場合、指定した拠点より引当を行うことが可能です。
効率的に発送可能な引当拠点のパターンを設定することで、配送コストの削減やリードタイムの短縮が行なえます。
1.事前の確認事項
■登録可能なパターン数
最大15パターンまで登録可能です。
■複数のパターンに該当する場合
1つの受注が複数のパターンに該当する場合、設定した最も上段のパターンが採用されます。
■引当拠点が追加されていない商品の場合
パターンに該当しても、設定した引当拠点が追加されていない商品は「基本拠点」から引き当たります。
■受注発注、予約商品の場合
パターンに該当しても、「基本拠点」から引き当たります。
■受注数に対して一部の数量のみ引当可能な場合
該当するパターンの優先順位が最も高い拠点のみ、一部数量の引当(部分引当)が可能です。
2位以下の拠点は部分引当は行われず、受注数に対して全数引当可能な場合のみ、引当拠点として採用されます。
■都道府県の判別方法
以下の優先順位で都道府県の判別を行います。すべてに該当しない場合「その他」の扱いとなります。
1.送り先郵便番号を元に日本郵便のデータベースと照合
2.送り先住所に記入されている都道府県を確認
(漢字以外で記入されている場合は判別できません OK:東京都 NG:Tokyo)
■1つの伝票に複数の引当拠点が混在する際
受注確認内容設定の「複数の引当拠点が混在しています。」を利用することで、混在する伝票を[確認待ち]に止めることが可能です。
設定方法の詳細は、下記マニュアルをご参照ください。
2.パターンを設定した際の引当の動き
1:パターンの上から順にトリガーに該当する伝票を確認
設定したパターンを上から順に、トリガーの条件(送り先、店舗)に該当するか確認します。
2:引当拠点より引当が可能かを確認
■伝票単位で1つの拠点から引当可能か確認(まとめて引当を”利用する”場合)
まとめて引当を有効にしている場合、まずはじめに伝票に対し1つの拠点から引当が可能か、引当拠点の優先順位順に確認し、まとめて引当が可能な拠点を引当拠点として採用します。
伝票単位でまとめて引当が可能な拠点がない場合、商品単位で引当可能な拠点を優先順位順に採用します。
■商品単位で引当可能な拠点を確認(まとめて引当ができない/”利用しない”場合)
商品単位で引当可能な拠点を引当拠点の優先順位順に採用します。
- どのパターンにも該当しない場合は「設定したパターンに当てはまらない場合は」の設定が適用されます。
- パターンに該当しても、設定した引当拠点が追加されていない商品は「基本拠点」が採用されます。
その他の同一伝票の商品も、商品単位で引当拠点が採用されます。
3.操作手順
【本システム画面】
- [設定]→[拠点]より[引当拠点のパターン設定]をクリック
- [+パターン1を追加する]をクリック
- [トリガーを追加する]をクリックし、「送り先」または「店舗」を選択
※トリガーは1つ以上設定が必須です
-
・送り先の設定
「送り先を選択」のプルダウンより条件とする都道府県にチェック
- 「送り先を選択」のプルダウンより条件とする都道府県にチェック
- まとめて引当の利用有無を選択
利用有無により引当時に以下の動きを行います・利用する場合
伝票単位で1つの拠点よりまとめて引当を行います。
まとめて引き当てられない場合、商単位で引当を行います。・利用しない場合
商品単位で引当を行います。
- プルダウンより引当拠点を選択
※「基本拠点(予約を含まない)」を選択した場合、予約フリー在庫からの引当は行われません。
- 必要に応じて[+拠点を追加]をクリックし、引当拠点を追加登録
画面下部に下がり、パターンに当てはまらない場合の引当拠点を設定
↓
- 「設定したパターンに当てはまらない場合は」にて[編集]をクリック
- まとめて引当の利用有無を選択
- 引当拠点を選択
- [設定を保存]をクリック
4.引当優先機能を利用した際の具体例
まとめて引当できる場合
まとめて引当できない場合
引当可能な拠点がない場合
受注数に対して部分的な引当が可能な場合
商品に拠点が追加されていない場合
※パターンに該当しても、設定した引当拠点が追加されていない商品は「基本拠点」が採用されます。